陸上とシンスプリント





陸上とシンスプリント

高校一年生の陸上部の方が足が痛いということでご来院してくださいました。

高校生陸上ふくらはぎの内側

このキーワードだけでもすぐに思いつく症状があります。

代表的な症状がシンスプリントです。

シンスプリント shin splints

病態等

シンスプリントは、過労性の骨膜炎と称されることが多いが、整形外科学用語集(2001年改訂)では過労性脛部痛と記載されている。

筋腱の付着部炎・骨膜炎とされる。

スポーツ中や後に生じる脛骨下1/3付近後内側の疼痛を総称して名づけられている。

いわゆるover use syndromeの代表的疾患であり、再発しやすい。

高校1年生に最も発症し、男女とも陸上競技の中長距離選手に多くみられ、ランニング障害としては最も多い。

他に野球やバスケットボールでも好発する。

治療として最も一般的に行われているのは、湿布や痛み止めと安静。

他には足底板(インソール)やアーチサポートを作成し、衝撃吸収性の良いインナーを処方することもある。

整体でどんな治療をするのか

今回、この症状に行った治療は、後脛骨筋を中心とした下腿(ふくらはぎ)のケアと足関節と足趾のアプローチです。

「プロメテウス解剖学アトラス」医学書院.

赤丸のあたりが後脛骨筋です。

シンスプリントの痛みの原因は、他の筋肉が原因の場合もありますが、今回は後脛骨筋が原因でした。

あとは、ハムストリングスと殿筋の疲労に対しての施術を行いました。

治療のポイントとして

後脛骨筋が疲労しているのは、単純に使いすぎだけではなく、この年齢にもあります。

10歳~15歳くらいは、骨の成長も進み急に身長が伸びていく時期でもあります。

骨はどんどん伸びていくのに対して、筋肉は伸びるのではなく伸ばされていくので、骨と筋肉では長さに差が出来やすくなります。

また高校1年生は、中学生とは環境が大きく変わるので体に負担がかかりやすくなることも多いです。

ただ痛みだけに目を向けるのではなく、成長と環境にも目を向けてあげると改善しやすくなりますので、日ごろ注意するべき事やセルフケアなどもお伝えします。

あとは、湿布を貼って様子をみることが多いのですが、湿布では痛みを抑えてたり炎症を止める働きはありますが、基本的には筋肉を柔らかくしたり骨の成長を止めたりする働きはありませんので、湿布で様子みるよりは、症状の病態を理解してもらってケアをしていくことが重要だと思います。

施術後は、ジャンプしたりジョグなどでも痛みは無くなくなりましたので様子をみてもらうことにしました。

大切だと思っていること

ここで大切になってくることが、他の症状との鑑別になります。

単純にシンスプリントなのか、脛骨の疲労骨折なのか、骨肉腫(悪性骨腫瘍)なのかなど、症状をしっかり判断することが必要になってきます。

そのためには、症状を確認するための知識も必要ですが、患者さんとしっかり症状の確認をとったり、相談できる関係になることがとても大切だと思っています。

今回の治療だけでなく、どんな些細なことでも、気軽に相談できる整体院になるといいなと思っています。



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