右膝が曲らない理由


右膝が曲らない理由

右膝が曲らなくなった原因が、5ヶ月前に転倒して右膝をぶつけて以来痛くてほっといたら、いつのまにか曲らなくなったとの事でした。

転倒した時点で、どんな症状なのかが分からないため一概にはいえませんが、骨折等は無く、ただの打撲で痛くなったのであれば回復は早かったと思われます。

が、11月と寒い時期で、暖かくなれば良くなると思ってほっといていたのが、今になって膝が曲らなくなってしまった原因ではないでしょうか。

今現在の膝の痛みは、11月に転倒してぶつけた膝の痛みではなく、膝を曲げないようにかばってきた為の痛みと、曲げずに生活してきたため、膝が関節拘縮しているために痛みが出ている状態です。

また、いざ膝を曲げようとすると、痛みの不安で余分に力が入るため、その余分な力が痛みの原因にもなっている状態です。

関節は、動かして行かないと関節拘縮が起きてしまいますので、怪我をしてほっとくのではなく、症状にあわせてですが、関節拘縮が起きないように少しずつ動かすようにしていきます。

怪我を治していくと同時に、関節の動きも治していくことが重要で、怪我が治ってから関節の動きを治してくのでは遅くなります。

関節拘縮の痛みの考え方

怪我での痛みなのか、拘縮での痛みなのか、受傷からの日数や症状と合わせながら考えていく必要があります。

これからの治療方針としては、膝の曲りが痛みで止まる角度よりも、痛みの不安で力で止めてしまう角度が先に来るため、痛みで止まる角度までは、力を抜いて曲げれるように訓練していくことと、少しでも曲げやすくなるように筋緊張と癒着を改善していく事を中心に行っていきます。

痛いのを無理に動かすのでは無く、痛いから動かすのを止めるのではなく、緊張や不安を取り除きながら、一緒に関節可動域を広げて行く事が大切ではないでしょうか。