病気メモ
ジベルばら色粃糠疹とは
皮膚にバラ色の皮疹ができるのが特徴です。
初期症状として背中を中心に数ミリのバラ色の乾燥した皮膚が出現します。
一週間くらい経つと背中から離れるようにバラ色の小さい皮疹が増えてきます。
周りの人への感染は、ほとんど心配する必要はないとされています。
再発することもほとんどありませんが、免疫低下な状態が続くと再発することもあります。
原因は十分に解明されていないが、ヒトヘルペスウイルス6型、7型、8型の感染が関与している可能性があるとも言われています。
またストレスや免疫低下で発症するとも考えられています。
10歳から35歳の人に最もよく生じ、女性に多くみられます。
春と秋に多く発症します。
予後は良好で3~6週後に自然治癒します。
注意しないといけないこと
バラ色の発疹には、梅毒の特徴の一つでもあります。
しっかり検査をすれば区別はつきますが、病気のことを詳しく知らない場合に間違って認識する場合があります。
似たような症状だから大丈夫だと思わずに、皮膚科などでしっかり確認しておくことをおすすめします。
また、病気には代表的な症状がありますが、全員が必ず同じような症状にならないこともありますし、時間が経つと判断がつく症状もあります。
インフルエンザなどがそうですね。
ジベル薔薇色粃糠疹だから大丈夫だと言われても、かならず経過を観察しながら、必要な場合は再度医療機関へ検査をすることをおすすめします。
今回きっかけがあり、ジベル薔薇色粃糠疹のことを調べることになりました。
原因は、はっきりしていないとありますが、ヘルペスウイルスやストレス、免疫低下を考えてみるとどれも一連のつながりがありそうな気がします。
今回この病気を教えてくださった方に感謝しながら、また地域の医療に貢献できればと思います。